福岡編
あなたの家計簿、
見せてください!
あなたの家計簿、
見せてください!とは
東京都から福岡県へUターンした “働キング”林田隆太郎さん。
移住者の生活費の使い方を紹介するこの企画。林田さんは東京のPR会社に正社員として在籍したまま、福岡市に拠点を移して働いています。4人家族のとある月の家計簿をご紹介。お金の面での移住前後の変化、気づいたことなどを伺いました。
- 働キング
- 林田 隆太郎さん
- 年齢
- 33歳
- Uターン歴
- 5ヶ月
- 職業
- PR会社の企画営業
- Uターンのきっかけ
- 九州の仕事がしたかったことと、
のびのびとした環境で子育てをしたかったため
移住して固定費や無駄遣い削減。将来のための資金に!
5歳の幼稚園児と1歳の未就園児の子どもがいる林田さん一家。収入は移住前後で変化はありませんが、家賃や水道・光熱費などの固定費をはじめ、交通費・交際費・教育費なども軒並み下がって、支出が抑えられるように。
特に大きく変化したのが交際費。「東京では10万円以上使っていたと思います。飲んで、終電を逃してタクシーで帰ることもしばしば。福岡でも飲みに行くことはありますが、飲食代も安いし、街がコンパクトなのでタクシー代も安く済みます」と笑う林田さんに対し、「無駄遣いが減って、家計をきちっと支えてくれるようになりました」と奥様も満足しているご様子。
精神的に満たされた生活を送ることで物欲も減ったそうで、お金の使い方も変化。最近は良い食材を買う頻度が増えたそう。
「福岡に来てから、ちょっと高くても美味しそうな野菜やお肉にお金を使うようになりました。といっても東京よりも安いので、食費は変わらずにクオリティが上がったと言えます」と林田さん。
支出が減った分、子どもの教育や将来のために貯蓄。現在は一軒家を建てる計画に向けて土地探し中と、ますます充実した生活になりそうな林田さん一家でした。
Uターンして気付いたお金のアレコレをご紹介
① 福岡は家賃が安くて、快適な住居環境
東京都内では家賃13.5万円の1LDKに暮らしていた林田さん。現在は家賃9.7万円の3LDKと、家賃が大幅に減ったにも関わらず、部屋の数も広さもアップ。仕事部屋も構えられた他、妹さん家族が泊まりに来たり、子どもたちが走り回ることが可能になり、快適に過ごせるようになったそう。
「ただし福岡はワンルームの賃貸物件は多いのですが、ファミリー向けの3LDKくらいの賃貸物件は意外と少ない。家探しには少し時間がかかるかもしれません」と実体験からのアドバイスをくれました。
②教育費が減って、家計が助かる子育て支援も充実
幼稚園の月謝は東京では3万円かかっていましたが、現在は1,2万円。園によって違いはあるものの、入園料も半額ほどで負担が減ったそう。
また、福岡市では市内に住む0~2歳の子育て世帯におむつなどの育児用品を無償で届ける「おむつと安心定期便」が2023年8月からスタートしたばかり。家計が助かるサービスとして、今後利用してみたいと教えてくれました。
③街がコンパクトだから移動はシェアサイクルが便利
ドームでイベントがあるときはシェアサイクルがずらりと並ぶ
交通費も移住前と比べて大幅ダウンし、月5,000円もかからない場合がほとんど。東京では電車通勤をしていた林田さんですが、福岡では主にシェアサイクルを活用しています。福岡市は街がコンパクトかつ、道も平坦で広く運転しやすいため、シェアサイクルを利用している福岡市民が多いとのこと。
コンビニや商業施設など市内のさまざまなところに駐輪ポートがあり、ちょい乗りも可能。料金もリーズナブルで1回100円に満たない場合もあるとのこと。
ぜひ移住の際の参考にしてみてください。